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ループエンジニアリング
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ここまで9回にわたって、Vibe Codingの思想と哲学を語ってきました。
「理論はわかった。で、具体的にどうやるの?」
今回は、僕が103本のアプリとエージェント開発の過程で確立した、Vibe Coderの5ステップワークフローを完全解説します。
これは、Vibe Coder Bootcampで実際に教えているフレームワークそのものです。
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```
Step 1: ビジョン(Why)
↓
Step 2: 要件定義(What)
↓
Step 3: プロトタイプ(Build)
↓
Step 4: フィードバック(Test)
↓
Step 5: 反復改善(Iterate)
↓ (Step 3に戻る)
```
シンプルでしょう? でも、各ステップの「やり方」が従来と全く違う。AIの力で、各ステップが10倍速くなる。

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所要時間: 30分〜1時間
最初にやるのは、コードを書くことでも、ツールを選ぶことでもない。
「なぜこれを作るのか」を言語化すること。
3つの問いに答えてください。
1. 誰の、どんな課題を解決するのか?
2. それが解決されると、どう変わるのか?
3. なぜ今、自分がこれをやるのか?
この3つが言語化できないなら、まだ作るタイミングじゃない。

ここでChatGPTやClaudeを壁打ち相手に使うのは大いにアリ。「こういうアイデアがあるんだけど、課題を整理して」と投げれば、思考の整理を手伝ってくれる。
ただし、最終判断は自分でする。AIはスーパーインターンであって、経営者じゃない。
```
中小製造業の工場長(50代)が、紙とExcelで生産管理。 タスクの進捗が見えず、毎週3時間の確認会議が必要。
タスクの進捗がリアルタイムで可視化され、 確認会議が不要になる(週3時間の削減)。
自社の工場で同じ課題を抱えている。 市販ツールは高すぎる or 機能が多すぎて使いこなせない。 ```
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所要時間: 1〜3時間
ビジョンが定まったら、要件定義。前回の記事で詳しく書いた通り、制約 → 要件 → 背景の順で書く。
ポイントを改めて整理。
① 制約条件を最初に書く ```
- Next.js 14(App Router) - Supabase(認証・DB) - Tailwind CSS + shadcn/ui - TypeScript - レスポンシブ(スマホファースト) - 日本語UI ``` ② ユーザーを具体的に定義する ```
- 工場長(50代・PCスキル中級): 全体管理 - 作業者(20-60代・スマホ中心): タスク確認・完了報告 ``` ③ 機能を構造的に書く マークダウンの階層構造で、大分類→中分類→詳細。 ④ 画面遷移を定義する ログイン → ダッシュボード → タスク詳細 → タスク編集 ⑤ やらないことを明記する 「チャット機能は作らない」「多言語対応はしない」
やらないことを書くのは、AIの暴走を防ぐため。書かないとAIは「あった方がいいよね」と勝手に追加する。
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所要時間: 数時間〜1日
ここでCursorまたはClaude Codeの出番。
要件定義書をIDEに渡して、「これを作って」と指示する。
コツ: - 要件定義書を丸ごと渡す(省略しない) - まず動く最小限のバージョン(MVP)を目指す - 見た目は後回し。まず機能が動くことを確認
IDE×AIなら、5ファイルでも10ファイルでも同時に生成してくれる。整合性も自動で取ってくれる。
チャットAIでこれをやろうとすると、コピペ地獄。IDEなら数分。
ここでの注意点: 最初から完璧を目指さない。60%の完成度でいい。残りの40%はStep 4-5で磨く。
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所要時間: 30分〜数時間
プロトタイプができたら、すぐに人に見せる。
企画書を100ページ書くより、動くプロトタイプを1つ見せる方が、100倍のフィードバックが得られる。
「ここ、こうした方が使いやすい」
「この機能、実はいらない」
「これ、こういう場面でも使えない?」
動くものを見せた瞬間、議論の質が変わる。抽象的な「こういうのがほしい」から、具体的な「ここをこう変えて」に変わる。
フィードバックの集め方: - 想定ユーザーに実際に触ってもらう - 「何が使いにくいか」を聞く(「何がいいか」より有益) - フィードバックをテキストで記録する(次のステップの要件定義になる)
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所要時間: 継続的
フィードバックを元に、要件定義を更新し、再びIDE×AIで修正。
このサイクルを、何度でも回す。
従来の開発: 1サイクル = 数週間〜数ヶ月
AI駆動開発: 1サイクル = 数時間〜1日
1日に3サイクル回せば、従来の3ヶ月分の改善を1日でやれる。
これが、AI駆動開発の本当の威力。単に「速く作れる」じゃない。「速く改善できる」。
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この5ステップは、ぱっと見は従来のアジャイル開発と似ています。
でも、本質が違う。
従来のアジャイル: エンジニアのチームがコードを書く
Vibe Coderの5ステップ: あなた1人がAIと一緒にやる
エンジニアへの依頼、外注、見積もり、スケジュール調整。全部不要。
アイデアが生まれた瞬間から、プロトタイプが動くまで。数時間。
他力本願から、自律創造へ。
これが、僕が10年間苦しんだ「誰かに作ってもらう」地獄からの解放。
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9回かけて、こんな話をしてきました。
1. 103本のアプリを作って気づいた本質 — アプリじゃなくコンテクストコントロール力
2. コンテクストコントロール — Vibe Coderの真の武器
3. Text is KING — テキスト力がすべてを決める
4. 要件定義で9割決まる — AIへの最高の指示書
5. チャットAIを卒業せよ — IDE×AIが革命の本質
6. ドメイン知識が隠れた武器 — 非エンジニアの優位性
7. 1日1スキル — エージェント開発というフェーズ
8. 穴を開けた状態で届く — エージェントの未来
9. 怠惰こそ正義 — 操作をゼロにする設計思想
そして今回の5ステップワークフロー。
全部つながっています。
ビジョンを持ち(Step 1)、テキスト力で要件を定義し(Step 2)、IDE×AIで形にし(Step 3)、ドメイン知識でフィードバックし(Step 4)、怠惰に自動化していく(Step 5→エージェントへ)。
これが、Vibe Coderの生き方。
コードは書けなくていい。でも、テキストは書け。文脈を渡せ。ビジョンを持て。
あとはAIがやってくれる。
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*Vibe Coder Bootcampでは、この5ステップを実践的に学べます。非エンジニアが、自分のアイデアを自分の手で形にする力を、手に入れてください。*
*詳細はこちら: [https://vibecoderbootcamp.com](https://vibecoderbootcamp.com)*