【Vibe Codingしろ】非エンジニアにデプロイまで教える必要あるのか?
非エンジニアにデプロイまで教える必要あるのか?論
ここ数日の「非エンジニアこそVibe Coderになれ!」って記事は啓蒙的な話だったのだけど、今回はVibe Coder Bootcampなどの現場で個人的肌感のお話。
カリキュラムはその時々で使用ツールとか、僕の考え方も違うので変わる。
一番最新かつ一番ライト(週2.5時間×5)なものだとこんな感じでやってる。
ゴール:オリジナルで簡単なSNSをリリースする。
メインスキル:要件定義、設計、フロントエンド、バックエンド、ビルド&デプロイ
ここまでやってVibe Coderとしては1人前と思ってこうしてるのだけど、よく2つの疑問点を持たれる。
1.何故SNS作りが題材なのか?
2.非エンジニアにデプロイ教える意味は?(フロントだけで十分じゃない?)
そもそもエンジニア研修ではない
大前提、Vibe Coder Bootcampは、エンジニア育成講座などではない。
あくまで非エンジニアがAIから意図通りの出力を引き出すためのコンテクストコントロール技術を学び、アイデアから企画書、要件定義にMVPまで一気通貫で形にしていく中で、いかにしてあらゆる業務をAI前提でこなすAI Readyな人間を増やすか?をテーマに特化したプログラムである。
これまでもまだAIツールを使ってないエンジニアにVibe Coding教えて欲しいという依頼は何度もあったが、僕の名前が前面に出る講座では全て断っている。
なぜか。
1つ目は、僕からすればSWエンジニアは、「AIなしにコードを手書きしてきた超人」だからだ。
そんな超人に僕が教えることはない。エンジニアを名乗るまでのハードルを超えたあなたはその気になれば勝手にやれる。
2つ目は、
「非エンジニアが非開発業務で」
「エンジニア向けAIツールを使いこなすことによる」
「非開発業務へのインパクトがデカい」
からだ。
この意味は先日のnoteを読んでくださった方ならわかるので割愛する。
なぜSNSを作ってもらうのか?
これには色々な理由があるが、わかりやすいものだけ紹介する。
1.SNS作りには現代のWEBサービス開発の基礎をバランスよく学べる
2.ほぼ全ての人が概念を理解しているので、イメージがつきやすい
要するに、思いつきから実際に使えるようにするまでの間に、現代サービスに必要なログインの概念とか基本的なセキュリティとか、データベース操作とか大体学ぶことが出来るのが良い。
さらに、特に複数人に同時並列でサービスを作ってもらう時に「あなたのオリジナルのSNSを作ってください」というと、目線が揃いやすくかつ、実体験と掛け合わせてオリジナリティも発揮しやすいので、やってる方も見ている方(私)も面白い
旅行が好きなら観光に特化したSNSを作ろうとするし、クルマやバイク好きなら、虫が好きなら、食べ物が好きなら・・・
とその人の趣味性や仕事との関連性の高いサービスを作ろうとしてくださるので気持ちが乗りやすいんですよね。
技術のことを教える講義中も例え話がしやすい。
「要するにツイートのことです。」「いいね!を押すとするじゃないですか。」「裏アカを作る時に〜」などなど。
実は当初は会社で使えそうだからという理由で「問い合わせフォームを作ろう」とか言っていたのだけど、いざやってみると、大抵の人がただのGoogleフォームの色違いみたいなのを作るしかなくて、全く面白くなかったのだ。笑
実益(広いカバー範囲)と趣味を兼ねられるので、SNSはとても良い(と感じている)
非エンジニアにデプロイ教える意味は?(フロントだけで十分じゃない?)
これはもう、感覚的な理由ではあるが、デプロイとは「作品を世に出す」作業であり、それを経るのと経ないのでは、気合いの入り方が全然違うと思うから、というのが一つ。
もう一つは、シンプルに部署の人達に「触ってみて!」とプロトタイプを触らせるところまでやった方が、100ページのプレゼン資料より圧倒的に良質なフィードバックが得られるからだ。
僕はHWスタートアップやメーカーで仕事をすることを好むのは、HWは相手に気軽に手渡して「どう?」って聞ける。かっこいいね、とか、面白いね、とかすぐフィードバックもらえるから。僕はこの気軽なコミュニケーションが大好きである。
それに比べてSWの場合は、スマホ開け、インストールしろ、なんだのと手順が多い。
昔よりは楽になったが、それでもステップが多いので、せめてその場でサクっとURL渡して触ってもらえるに越したことはない。
また、デプロイして人に見せるとなると心理的に負荷が高まる。バグがあったらどうしよう、とかちょっとアイコンがズレてる、とかそういう些細なところにも拘ることになる。
修正しようと、エラーループにハマったり上手くいかない経験を越えようとする努力がVibe Coderとしての経験を積むことになる。
だからデプロイまでやって、社内に、世に問うことをゴールとするところまではサポートするのだ。
ということで、デプロイまでやるのはもう私のエゴなのかもしれないが、コンテクストコントロールは1日にしてならず。
逆にその人の感覚でデプロイできるレベルまで作り込む経験をすれば、後はアウトプットの形を変えていくだけ。
そこに到達するハードルを越えるために1ヶ月半は少なくとも強制的に頑張っていただくのが僕のVibe Coder Bootcampなのである。
Vibe Coder Bootcampo本当は大々的に宣伝したいのだけれど、9,10,11,12月開始のバッチの空き枠は全て埋まってしまった。
開始が年明けでも宜しければWEBサイトかXからお問合せください。